May 12, 2005

雇うか雇われるか

雇われている時と比較して 雇っている場合は、
日課として実行していることの
主体性・全体把握度(目標の明確さ)・事業規模の違いで
充実感がまったく違う.
雇う側に居る時の方が充実感は大きく、モチベーションも高くなる.

その充実感に騙されて、事業全体で
気が付かないうちに簡単なビジネスしかできなくなっていたり
目の前の 小額を稼ぐことに毎日が繰り返しになったりする.


一方、雇われて担うポジションが末端であれば末端であるほど、
日課は その仕事分担の細かさから、全体把握しにくくなる.
こうなると目の前しか見えなくなりやすいと思われがちなのはもちろんだが、
近くに違うことをしていることをしている人がいることや
全社的な事業も見つめやすいだけに、
雇っている時と違って 認知限界を広げるのが用意だったりする.


自分の日課と その上の階層でのビジネスと 2つの視点で見ることのできる
「手すり」が付いているうちに、
様々な視点・視野を持って仕事をするノウハウを身につけておくべきだ
 と思う.
雇われる側、とは そういうことだと思う.

投稿者 Rie KAWANO : 06:38 AM | コメント (0) | トラックバック (0)
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December 27, 2004

加藤先生

構想日本の加藤先生の話.

先日、加藤先生から直筆の手紙が届いた.
私が 構想日本に継続入会の申込時に 添え書きとして来年の進路について書いていたので、
入会のお礼?とそのことへ言及された手紙だった.

加藤先生は、そもそもSFCの先生と言うことで授業を受けていた時は そんな繋がりでもなかったのだが
一昨年 構想日本の「JIフォーラム」というものに出していただく機会があった.
その後、その出演メンバーと SECOMの創始者 飯田亮さんとのお食事の機会を頂いたりした.
湘南台でたまたま見かけたときも、挨拶しても覚えていてくださって気さくに話してくれるような方.

先日、生貝君に「第五の権力」を紹介されたのもあって、
構想日本はもうちょっと ちゃんと理解した上での会員として取り組みたいと思っていた.
(というか、そもそも今 行政に興味が・・・ だれか家庭教師してくれ!)

飯田さんの会でも加藤先生が構想日本を始めたころの話を聞かせていただいたのだが、
それはそれはすごい.自分の足を運んで、自分の声で伝える人なのだ.
教育者であり経営者であり、先導者、ですよね.


で、今回の 直筆の手紙.

本当に、本当に感激してしまった.
とともに、昔学んだはずの教訓を思い出した.
  身近でないビジョンを持つことと
  身近な理解者を大切にすること.

投稿者 Rie KAWANO : 01:38 PM | コメント (1) | トラックバック (0)
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November 10, 2004

人々・社会への影響

今日、久々に (私が出会った中で一番頭の良いと思われる)起業家Y氏と食事をしていて
いろいろ仕事の仕方やビジネスの動きの話をしていた.

とりあえず、やつとは興味領域や思考が似ているのだが、
河野は「マクロ的な興味」が、Y氏は「ミクロ的な興味」がある
という話になっていた.
特に3年前と比較してその色は更に濃くなったように、私自身は思う.

一つのプロダクトや企業、キャリアを見つめても、
 Y氏は「人々にどんなもので影響が与えられるか」を問い続け、
 私は「人々にどのような影響を与えられるか」を問い続ける.


そして今日も 「学者を目指したほうがいいと思うよ」とか言われた.
最近たくさんの人に言われるなぁ.
でも、しばらくビジネス肌で生きますー.

投稿者 Rie KAWANO : 05:07 AM | コメント (0) | トラックバック (0)
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September 05, 2004

決断の判断材料

私の尊敬する起業家の一人である Y氏から、
ビジョンを先立てて決断するといい と言うようなアドバイスをもらった.


ビジョン、ビジョン.

私の目標・理念は、今のNPOを企画し始めた高校1年の冬くらいから
  努力が結果になるような社会になるようにすること
だった.
今はもうちょっと明確に、
  「単純に無償やボランティアが善だと捉えない」ような社会にしたい
と感じている.
その意味での 今のスポーツに関する事業であり、
情報の価値に関する学習であった.

全てが正しいとまで極端なことは言わないが、なんだかんだ言っても
「(営利)企業」という体制は とても理に適っている と思っている.
NPOでなくても 社会に価値を還元することも、人のために貢献することも実行しているはず.
というか、(少なくとも現在の多くの)NPOよりもよっぽど健全で自然に成立している.

そういうバックグラウンドのもとに、
そして 知識や情報の価値といったものを大切にする仕組みづくりと、
価値観普及が必要だと考えている.
そしてやはり インターネットをはじめとする新技術・新インフラ・新メディアってのは
飛躍的になにか変化を与えるためには、期待をしているからこそ
今のスポーツの事業の核に持ってきている.
ただ、最近は 上記のように「企業」という機能にも期待している.

価値観作りなんてものは、政治や宗教でも可能だが、
優秀な経営者はそれを持っていると思う.
近頃「経営者に必要なことってなんだと思う?」と聞かれた時に
「経営者に限らず、いい商品や、いい組織ってのは 価値観を作り出せるかどうか
だと答えた.

もちろん、価値観作りってのは 下積みとなる基礎がかなり厚くないとね.
ってことで 様々な角度から経営センスを磨きたい、と切望しているのが 最近のわたし.


ついでに、
  優れた技術や才能、努力を持った人たちが、より良い環境で力を発揮できるような
  場所を作り出すのことのできる、経営者になりたい

と感じる.

投稿者 Rie KAWANO : 02:20 AM | コメント (2) | トラックバック (0)
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April 24, 2004

IT企業経営者が世の中を掻っ攫っていく

スカイマークエアラインズ、
私はこの飛行機に良くお世話になる.

もちろん、大手JALも路線としては有るのだが、
「航空ベンチャー」として応援したい(という個人的な)気持ちもあって
できるだけスカイマークを選んで乗っている時期があった.
有名どころでは有るが、徳島線が就航するときの様子が
「ガイアの夜明け」に取り上げられたこともあった.

乗ってみても思うが、はじめに配られるチケットが
「クリアファイルに挟まれたレシート」であったとき、
誰もがちょっとびっくり&不安になったりしたんじゃなかろうか.

機内のドリンクは 徳島線は「ポカリスエット・ジャワティー・ネスカフェ缶コーヒー」と
完全に大塚製薬の商品のみ.
機内誌も手作り感覚がぬぐえない.
機内放送には、スカイマークのキャビンアテンダントが出てくる手作りもの.

この徹底振りが、なんとなく好きだった.
でも、キャビンアテンダントの対応は JASに劣らないくらい、アットホームで好きだった.

で、4月に改めて乗ってみたわけだが、
何かが違う.
おしぼりが出てくるし.機内誌がおしゃれになっている.
飲み物の種類も増えている.

機内誌を確認すると、「社長が交代している」・・・.

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投稿者 Rie KAWANO : 04:11 PM | コメント (0) | トラックバック (1)
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April 21, 2004

きぎょうか

entrepreneurね、

社会起業家じゃなくて、
社会企業家と言われたいです.

投稿者 Rie KAWANO : 03:55 PM | コメント (1) | トラックバック (0)
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April 04, 2004

社長が生徒会長

昨日、ギターのコンサートに行っていて
その司会が ギターメーカー モーリスの社長だったわけですよ.

なんかなぁ・・・

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投稿者 Rie KAWANO : 10:04 PM | コメント (1) | トラックバック (0)
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February 08, 2004

一人なのか、パートナーなのか

個人ではない、集団で活動を興すということ.
以前そこに感じたのは、
「リーダーなくしては、組織は成り立たない」
ということ.しかしそれは、独裁ではなく、
本質があれば人の意思決定を受け入れるということ.


ただ、いったん引き上げた(かのように感じさせるだけでも)ポジションは
二度と下ろせない.

人と仕事をするというのは、何種類かあると思う.
・正しくパートナーとして、意思決定を同列で扱うメンバー
・一緒にやっていくが、部下でしかないメンバー

前者を選択するときは、かなりの慎重さが必要だと思う.
「いい人」なだけでは絶対にうまくいかない.
勝手にやってくれるなら、自分と利害が交錯しないなら、
「いい人基準」や「価値観が合う基準」でも、構わないと思う.

ただ、大抵の場合、「パートナー」という存在を見つけるのは
かなり難しいだろう.


いや、私はほとんどの場合成り立たないと思うのだ.
そういう意味では、ワンマン経営者バンザイ.
しかし、多くの企業が 社会で互いに成り立っているように、
「棲み分けることは可能」だと思う.

棲み分けを理解できない人は、
決してポジションを引き上げてはならないと思う.


経営者として、
役割・すべきことの「棲み分け」を理解できていることは
かなり重要な気がする.

そこには、自分の強さや弱さを理解し、
力の入れ方の強弱をコントロールし、
時にはプライドを投げ捨てられ、
リスクを取ることができる、
ということが含まれているように思う.

投稿者 Rie KAWANO : 12:35 AM | コメント (3) | トラックバック (0)
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January 28, 2004

傷を舐め合う集いの必要性はいかに

 今回の文章は、大学講義の中で書いたレポートに加筆修正して、ビジネスに主眼を置いた文章にしたものである.(文章引用が必須条件のため 多少くどいが)


 ブルームズベリー・グループという集団のことを知っている人たちはどのくらいいるだろうか?20世紀初めに活躍した、英国の知識人・文化人が自発的に集まり、互いの意見を交換し合っていたという、イギリス文学史では有名な集まりだそうだ.
 彼らの中には、あの有名な経済学者ケインズも居り、文学世界では著名な、EMフォスター、バージニアウルフ、リットンストレイチー、バートランドラッセル、DHロレンスなどがその主要メンバーであった.


 私自身、思想的な側面で何かを論じるというのは、何か実感がわかない.これまで完全に論理的な思考だけに拘り続けていたのもあって、何か自然社会的なものに対して「~~を論じる」という概念自体に実感を持てないまま、何ヶ月も過ぎてしまった.
 言い訳に過ぎないが、今回は私が私なりに、私の持っている視点でブルームズベリーグループを捉えてみようと考えている.

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投稿者 Rie KAWANO : 02:27 AM | コメント (0) | トラックバック (1)
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December 22, 2003

ニーズは存在するのではなく・・・

よく言われるフレーズではあるが、

 ニーズは存在するのではなく、作り出すものである

というもの.
私が最近 大きく再確認しているのは、ニーズを作り出す=人の感動を誘うものを作れるか
ということ.そう、既に在るニーズを追いかける(誰かによって作り出されたもの)のは、
息が短い.言うなれば、感動の振り幅が狭いから.

最初の語、私流に言い換えれば、こうなる.

 感動は 人の心で起こり、人の心によって引き起こされるものである


しかし、それと同時に
経営者ってのも ニーズのようなもんだと感じている.
人に感動を与えられなければ、人はついてこない.
物も売れないだけじゃなくて、組織も回らなくなる.

既に在るニーズを補う商品、
 経営者で言えば、スタッフの機嫌取りに必死になっていると、ダメ.
新しいニーズを作り出す心動かす商品のように、
 自分なりの価値観の「売り」を前面に出して共感してもらわないと.

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投稿者 Rie KAWANO : 03:02 AM | コメント (0) | トラックバック (0)
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December 16, 2003

気付きを伝える

これはまだ確証できていない、勘にしか過ぎない.

ただ、経営者が経営者らしく、雑務に手を出さなくて良くなったとき、
一番に何をした(動物的感覚で これが重要だと感じた)のかは、

 部下一人一人に対する気付きを伝える

という行動.
「あの時、よかったよね」という一言とか、
「この話題、どうなってる?あのあと困ってないか?」とか.

そう、業務の遂行自体ではないところに手が回るようになった.
自己満足的な感覚でしかないが、何かを握っている気がする.

投稿者 Rie KAWANO : 11:41 PM | コメント (0) | トラックバック (0)
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November 29, 2003

会社は「人」を扱っている

ミッション(社会的なものも利益も)の追求のために会社がある
と思っていると 気持ちは続かない.

やっぱり 動かしているのは「人」であって、
人の「心」なのだ.

投稿者 Rie KAWANO : 04:19 AM | コメント (2) | トラックバック (0)
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November 21, 2003

人前で話すということ

そう、言われて気づいたことなのだが、
1対1で話をするとき以外は、(もしかしたら1対1でも ビジネスな話のときは)
論点を意図的にずらして話す ということをよくしている.

だって、1対多、多対多のときに
「はいはい、それはこうなんです」
で、素直に話は返答してられないのだよ.

その 答え方も「魅せ方」次第なのだ.と私は思ってる.

投稿者 Rie KAWANO : 05:47 PM | コメント (1) | トラックバック (0)
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November 20, 2003

個人名、社名

実は昨日、初めて
「個人名」としてではなく「社名」名義で 話をしに行った.


はっきり言って、感動した.
なんか、ひとり立ち してくれたような感動.

まるで、“オカアサン”見たいな発言でイヤだけど、
まだ その交渉の結論が見えても無いくせに
家に帰ったとたん、緊張の糸が解けて 涙がこぼれた.

投稿者 Rie KAWANO : 03:28 AM | コメント (0) | トラックバック (0)
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November 18, 2003

Topでいたいのか?

深夜ではあるが、感動した.
自分自身の行動に感動した.

私の とある新規プロジェクトで、自分から
「その時の代表は頼む」
と人に言っていたこと.

そう、小学校の児童会も、中学の生徒会も、高校の同好会も、
そして今持っている法人ででも、
自分が代表で在ることに不思議が無かった.
そんな自分が、心から この人なら自分がNo.2でもいい と思ったわけだ.

2年ほど前
「自分が本当に信頼できる相手なら 下に入ってもいいと思えると思うよ」
と言われたが、本当だった.

私がこだわっていたのは、自分がTopであることではない.
「努力と情熱を一番持っている人間がTopになるべきである」という基準だった.

投稿者 Rie KAWANO : 12:38 AM | コメント (3) | トラックバック (0)
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November 13, 2003

経営する「苦しみ」と「得られること」

経営って、自分の皮を一枚一枚剥ぎ取られるくらい
苦しみに満ちるときが在る.
反面、自分の血肉となって活きていることも感じる.

投稿者 Rie KAWANO : 01:05 AM | コメント (0) | トラックバック (0)
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October 31, 2003

経営者の特徴

とある 若者起業家を集めたパネルディスカッションに参加し、
その中の話し合いで出たこと.

 ・タイミングを感じられる何かが有る(いろいろなうまくいくことが重なってくる)
 ・我慢上手、甘え上手(うまい支援のされ方というものはある)
 ・社会の流れが感じられる(次に流行るものがわかる気がする)


「社員は「ボールペン買ってきましたー」「交通費くださいー」
 私が一万円稼いでくるのにどれだけ苦労してるか...」
雇われ人意識では感じられない概念.


※リサイクルショップ経営者の一言がよかった
 「道端で落ちてるものが全部お金に見える.
  椅子を見れば「あ!1000円札が落ちてる!」」

投稿者 Rie KAWANO : 07:22 PM | コメント (0) | トラックバック (0)
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