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September 05, 2004

弱さの強さの時代ではなく、弱さの不正さの時代だ

1998~2000ごろ、NPOという存在が日本で取り立たされ、
半ばバブルのようになってしまった時期があった.いや、今もそうかもしれない.

NPOという概念自体はとてもしっかりしたもので、美しいものであるはずだが、
如何せん、今の日本の多くのNPO・NPO的な精神には疑問を持つことも多い.

流行となった当時、私も納得したことに
「弱さの強さ」という言葉があった.
弱さは弱いだけじゃなく、強さも持つ可能性がある みたいな話だったように思う.
高校の時に読んだので、実家にあるため正確には思い出せないが.


だが今私は、
 弱さは強さを持ったが、
 弱さが不正さでもある時代だ

と感じることも多い.

弱かった存在は、法や組織によって 力を持つようになった.
しかし弱さゆえの規制の少なさに甘え、

 本来のミッションがプロセスに摩り替わっていたり、
 ミッション自体がその場限りの満足で、将来に問題を生むものであったり(短絡的)、
 変化・成長・進化というものを考えないものであったり、
 市場は評価していない(お金が回らない)のに、それをモノともしない・気づかなかったり・・・

いわゆる「弱さ」が取り組むべき範囲を超えたものが多すぎると思う.

投稿者 Rie KAWANO : 02:57 AM | コメント (0) | トラックバック (0)
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