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May 26, 2004

買収・・・基礎の基礎

M&A流行ですね、
まぁ 持たざる経営が一般的な現代、それが一般的になるのも当たり前なわけですが.


e-accessがAOL-Japanを買収
ソフトバンクが日本テレコムを買収交渉

この2つの買収意図は、とても現代的にクリティカルで面白いですよね.

三省堂 デイリー新語辞典によれば「企業買収」
経営の効率化や製品の高付加価値化を目的に,他企業の部門や営業権などを買収したり,高度技術をもつ企業そのものを買収すること。
とあるわけですが、

大体の場合、 買収=買収先の事業を保有する と思いがち.まあ、実際そうなんですけど.
楽天市場がinfoseekやLycosを買収したときは、そんな感じですね.
多角化・拡大が狙いの場合が多いですよね.


ただ、今回最初に挙げた2件は
  同じ事業内容の勝ち組会社が負け組み会社を買収したようにも見受けられるわけです.
事業を買収したのではなく、顧客を買収した が正しい理解かと.
(前者の場合は、ISP事業の単純なる買収もあったかとは思いますが)

AOLも日本テレコムもナローバンドISP.
逆にe-accessもソフトバンク(ヤフーBB)もブローバンドISP.
ナローバンドに留まっている顧客をブロードバンドに移行するためには、
その顧客の所属する企業自体を買収、と.


このモデル、この発想の転換、何かに還元できそうだなぁ.

投稿者 Rie KAWANO : 10:04 AM | コメント (1) | トラックバック (0)
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