フィジカルトレーニング -physical Training-

筋力を付けたい人、スピードが欲しい人、持久力が欲しい人・・・
スポーツをしているとたくさん、伸ばしたい部分はでてきますが、それってホントに正しい方法?
もっと効率的で、ケガも防ぐ方法だってあるかもしれませんよ!
ここでは、どうしてトレーニングをするのか、トレーニングによってどのような変化があるのか科学的に考えます.

   Key Point!・・・筋力トレーニングはシーズン中でも行うことが大切

筋力トレーニングは、筋力を付けるだけでなくケガの予防にもなる.
シーズン中には、試合の結果に気を遣うあまり、筋力トレーニングを
全く中止してしまう場合が多い.しかし多くのスポーツでは、試合中
での筋力の使われ方(強さ&時間)ではオフシーズンに高められてい
た筋力を維持するには難しい.だから、シーズン中であっても筋力ト
          レーニングを行わないと筋力低下を引き起こす.

→自分が意識しないうちに生じている
→スピード&パワーの低下&フォームを崩す



1. ウェイトトレーニングの原理

   a.筋肉の繊維を傷つけ、その修復を行わせるときに太く、強くする
                 傷を付けることと修復がポイントなので、トレーニングの程度は適度なものにし、
                 修復のためにトレーニング後は休養すること!

   b.成長ホルモンの分泌が盛んになる(重量の大きさに比例)
      └ 筋肉での蛋白質合成を活発化する
                 (成長ホルモン→アミノ酸取り込み&インスリン成長因子促す→蛋白質合成)
        ウェイト後1〜2時間でピーク ← この時間帯で体を休め、栄養をとるとGood !


2. 筋力トレーニングの方法と種類

   a.筋肥大のためのトレーニング (筋肉を太くするため)
      負荷を少なくして、時間を長くする
      1セット=自分の中で一番頑張ったときに持ち上げられる重さ(最大筋力)の半分で
            30秒間連続して*等尺性収縮を行う
                 →1日20セット
            *等尺性収縮…動きを伴わないで(筋の長さを変えずに)トレーニングすること

   b.絶対筋力の増大のトレーニング (今ある筋肉の力を100%発揮するため)
      負荷を大きくし、短時間に行う
      1セット=最大筋力の100%の強さを10秒間持続させる
                →1日10セット

      ※ 最大筋力の20〜30%の強度でのトレーニングで、効果はあまりない 

   c.インナーマッスルとアウターマッスル

通常の筋力トレーニングというとアウターマッスル(体の外側にある筋肉)を鍛えている
身体にはインナーマッスル(体の内側にある筋肉)も存在し、これが大きく競技能力に関与していることもある
アウターマッスルとインナーマッスルをバランス良く鍛えることによって、ケガを防ぎ、競技能力を向上させることができる
                    ↓
               どちらかの筋肉が鍛えられていなかったら動くときに、
               鍛えられていない方が引っ張られて(突っかかり)動きのキレが無くなる

    インナーマッスルのトレーニングには、よくチューブトレーニング(ゴムトレ)が使われる
    このトレーニングはアウターマッスルを鍛えるときのように、負荷が大きくないため、
    選手は手応えを感じられないので軽視するが、負荷が小さくても正しい方法で行えば
    効果は抜群にある


3. トレーニングの計画

    オフシーズン

      ↓  筋断面積の増大のトレーニング(筋肥大させ筋力を蓄える)

      ↓  最大筋力発揮のトレーニング

      ↓  筋力を保ち、オーバートレーニングにならないようなトレーニング

     試合期


4. 筋力アップのための食事

     筋肉=蛋白質 ←重要なのはタイミング!

   ウェイトトレーニングの原理から考えると…
          成長ホルモン分泌のピーク=トレーニング後1〜2時間しか持続しない
                                                  ↑
                                 この間に血中アミノ酸を流す=蛋白質の摂取
                                 (蛋白質が消化・吸収されることにも時間がかかる)

         ウェイトトレーニング前1〜2時間で食事 (蛋白質摂取) 


* 理想的・筋力アップのための生活リズム*

  睡眠   練習 朝食    B昼食(昼寝)  練習A夕食   @睡眠

@ 夕食で蛋白質を食べたあと、就寝前にウェイト
A Bウェイト後30分以内に





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